すこーしむかしのことじゃった。
ある北国に、絵を描くことが好きな童顔の女性が住んでいました。童顔な上にあまり身なりを気にしないのでteenagerにしか見えないのは仕方ないのですが、とにかく絵が好きだったので、ヨーロッパへ芝刈りに・・ではなく、本物の絵がみたい!と旅にでたのです。
こちらはその旅のあいだに撮りためた写真でつくった本です。旅は1995年4月から10月の半年間、翌年に出版しました。
当時は、なんだかよくわからないまま、勢いと追い風で、あれよあれよと出版までこぎつけ、想像以上の方々へ届けることができました。地元の書店で扱ってもらったり、バイト先で手売りしたりして少しずつ売れてゆき、残り数冊となってからは、ご希望いただいてもごめんなさいをして貸出し、みてもらっていました。
手元にはもう、この1冊のみとなり、題字のオレンジも色落ち、開けばそれこそ旅立ちそうなページをセロハンテープで必死につないでいたり、もう、ぼろぼろです。不憫じゃ。
そんなある日のことじゃった。
「あ!今はデジタルってのがあるんじゃない?」
とてもDXやらAI時代に生きているとは言い難いタイミングですが、満を持して(ようやく)思いついたのです。
写真集というにはあまりにも稚拙ですが、よろしければ、すこーしむかーしのヨーロッパの風景、がーる・ちろみの胸のうち、覗いてみませんか。
また、当時描いたイラストも少しずつアップしていきたいと思いますので、温かーい目でご覧いただけますと幸いです。
JOURNEY あの旅(ヨーロッパ編)
写真集『JOURNEY』のもとになった1995年の旅の記録
JOURNEY この旅(アメリカ編)
あれから2年、またあの世界を!
1997年のアメリカ縦横断した旅の記録