ごちそうさまでした!

憶・仏蘭西居酒家, 253×345, 水彩紙, 水彩絵具、ペン, 個人蔵



牧志駅から少し歩いて路地に入ると
いくつもの鉢と枝葉に覆われた店があった

中に入ると
これまたいろいろなモノで覆われていて

カウンターに、ワインセラーに
壁にはいくつかの絵と
ロートレックのポスター

黒板にはメニューがぎっしり


予約をすると、席には
お手製 ”予約君” が待っていて

カウンターチェアに腰かけると
そもそもお通しとは何か?と検索したいほどの
お通しが届く

野菜やきのこ、チーズの
マリネや総菜、etc

盛り付けも美しく
完成されたプレートで
ひとつひとつがじんわりとおいしい



友人に美味しいよと聞いていて
いちばん初めはひとりで行って

あらあらなんと!と感動し
だけどひとりで食べるには量に限りがあって

次から
ひとり、ふたりの援軍を連れて



年季の入った手書きメニューを
妄想しながら読み込んで
ようやくピックした品を
メモに書いて渡す



玉葱のロースト

ポテトサラダ
(ミルフィーユ状の)

にんにくのグラタン

フォカッチャ

鶏モモのソテー

ブルーチーズのパスタ

・・・

イチイチお代わりしたくなるけど
ぐっとこらえて・・

こらえられなかった
フォカッチャ、もうひとつ!



お店には重鎮の招きにゃんが居て
人見知りで
出てきたり、出てこなかったり


わたしは出会ったことはないけれど

と、思っていたら
一緒に行った友人が

え?
猫、いたよ、出てきてたよ
自由だな~っと思ったよ




忘れてたのか、わたし!
でも、会えてたんだ!

そっか、よかったー




残念ながら
閉店してしまったけれど
出会えてよかった


いつもとっても美味しかった

ありがとう

ごちそうさまでした!



絵を描いて写真を撮り、文章にして、まわりのモノ・コトを描き留めます。