健さんが浮かんでは消え



北海道の故郷に帰省してきました

法事がメインだったのですが
コロナも落ち着いたこのタイミングで
この3年、スキップした諸々の用事を集め
久しぶりにゆっくりと家族で集まることとなりまして

いろいろ乗り越えたわたしたち
ご褒美に、春のオホーツク一泊の旅

画像ですけど
ご一緒にいかがですか?

今回の宿泊先は
北天の丘 あばしり湖 鶴賀リゾート

オホーツクの生き物、人々とその暮らしを感じる仕掛けが
あちこちにあります

お部屋もゆったり、お風呂でのんびり
そしてやっぱり、ご飯ですよね
朝夕、ビュッフェのプランでしたが
北海道の海生まれ、土地うまれの食材を
あの手この手で美味し~く、いただきました
取り上げるとキリがないので
どうぞご体感ください
(丸投げ)

個人的には
網走、帯広、豊富、3地域の牛乳があるのは
さすがだなーと思ったのと
朝の選べるみそ汁の具
ふのりの大きさに感動しました

ジモティーの地味な意見をお許しください


甥っ子の希望により網走監獄へ
それで目的地が
網走となったのですが
えぇ、そうです
漫画『ゴールデンカムイ』の影響
わたしも読もうかね

博物館網走監獄
この周辺の小学生は
社会見学で来ます
たぶん、今も
わたしも一度来ていますが
もちろん覚えていません

これが見ごたえあり
やっぱり大人になってからが
勉強になりますね

このあたりの道路は受刑者に造られた
そのことは知っていましたけど
越冬するのがやっとの
海まで凍るこの土地で
道路のみならず港や農地、
あたり一帯の開拓まで
行っていたとは・・

改めて知ることが多く
今があるのは彼らのおかげです

1,200人を収容する施設は
自給自足で、味噌や醤油、
漬物も作られており
どでかい樽をみてると
自分が小人になったようでしたし

数々の脱走記録を読んでは
(高倉)健さんが浮かんでは消え

十二分に充実した見学でしたが
漫画を読んでいたら
もっとグッとくるのでしょうね
甥っ子は興味津々、満足そうでした



流氷、それは
その上に乗って
記念写真を撮るところ
(違う)
(良い子はマネしないように)


「最近、流氷を入替えたんだって」
という父の情報により
じゃぁ行ってみようぜ
オホーツク流氷館

マイナス15℃を体験できる
流氷体感テラスでは
入口で濡れたタオルを渡されます

わたしたち全員、心の中で
「(-15℃は)知ってる」
と、思いながら
与えられたタオルを
ぶんぶん振り回します

直立するタオルの出来に
おお~と喜ぶ家族の向こうに
はく製のキタキツネ
住宅街も歩くのに
流氷の上も歩くのか、君は

オホーツクに住む
生き物の展示もあります

ハタハタとはためく
かの有名なクリオネを横目に
わたしはダンゴウオに釘付け

お腹の吸盤でぴとっと
岩に着地します
ちょーかわいいです


流氷は
入替えがわからないくらい
大きかったです

このあたりは上記含めた
博物館などが集められており
あちこちと訪ね歩くことができます

それならこちらものぞこう
北方民族資料館
こちらもかつて来たような・・

グリーンランドから北欧まで
アイヌを含む北方圏民族の文化を
紹介しています

衣・食・住から精神世界
厳しい土地で生き抜く知恵が
ぎゅうぎゅうに詰められたような
展示でした

興味をひいたのは民族衣装
とってもカラフル!
銀世界で映えて印になることも、
きっと、白一色に飽きて
おしゃれしたいこともあるでしょう

色もそうなのですが
素材の工夫がこれまたすごく
アザラシの!腸の皮!で
作られた防水着
フード付きの上着の形と
材質による表面の光沢が
ちょっとカッコよかったです

理にかなったものって美しい


こちらはオホーツク流氷館3階の
展望台からの眺めです

館がある天都山のふもとから
網走の街並み
左のオホーツク海の向こうは
知床連山

冷たい風で顔がひりりとするけど
空気が澄んで胸がすっきり

春のオホーツク
はじまりはじまり



絵を描いて写真を撮り、文章にして、まわりのモノ・コトを描き留めます。