気になる漬物 ~ せとうちの旅

2019 倉敷




10月になり、月曜になりました

みなさん、いかがお過ごしでしょうか


これまで月曜日は
過去の長い旅を綴ってまいりまして

それも終わりまして


はて、どうしようかな


考えてみましたが
なんとなく終わる気もしなくてですね

タスマニアの写真もありますし、
長い旅も書ききれなかったことも
ありますし・・

旅にまつわるアレコレを
しぶとく綴ってみようかと思います


思いつくまま、気持ちトリップ


よろしければお付き合いください




さっそくですが
なにかないかな~とひっくり返して
出てきた画像


ここは倉敷
時は、2019年の9月

当時、勤めていた職場には
夏休み制度がありまして
仕事を前に、後に、寄せに寄せ

一週間を確保して
一度は行ってみたかった
瀬戸内海を旅しました


まずは那覇から神戸へ飛び
新幹線で倉敷へ

時間が許せば
ゆっくり電車で行きたかったけど


この旅の大本命
大原美術館

開館時間に間に合わせるため
新幹線となりました


大原美術館は
日本最初の西洋美術中心の私立美術館
素晴らしいコレクションをお持ちです
いつか行きたい!と思っていた

わたしの目当てはもちろん、印象派

えぇ、ミーハーですから

もちろん、みんないました

Hi Hello, みなさん
お元気でした?

20代から見てきたせいか
モネもルノワールもピサロも
親戚みたいな感じになってきました


ちなみにこちらのコレクションの目玉は
エル・グレコの『受胎告知』


『受胎告知』は
新約聖書に書かれている大切な場面のひとつ
登場人物は
キリストを妊娠されましたよー、と
伝えに来た大天使ガブリエル
それを聴くマリア

ヨーロッパを歩いていた時

馴染みがないので
イマイチ入ってこない宗教画の中でも
どこに行ってもいろんな人の
『受胎告知』があるので
自然と目を向けるようになりました

その画家の、または依頼主の解釈なのか
マリアの反応がそれぞれで
無表情だったり、神妙な面持ちだったり
なんですって!的に驚くマリアもいて

さながらマリア・パラレルワールド



グレコ・バージョン

お目めぱっちりでかわいらしいマリアが
見ようによってはイケメンの
ガブリエルを見あげ・・


ちょっと昼ドラ要素を感じますね


あくまで個人の見解ですけど
怒られますかね



ガブリエルに
(そっち?)



ひざまずいてるガブリエルが多い中
珍しい構図であること、さらに
色遣い、特に暗部の使い方が
とってもドラマチック!



さて、鑑賞です

今回は特に、ホドラー兄さんの
『木を伐る人』がえらいカッコよかった

冬の背景に、男はシャツを腕まくり
斧を振り上げ木を伐ろうとしている

何度か切りつけた幹は
次の一振りで、倒れるだろう

構図の潔さ、力を感じる

けど、兄さん

それは
雲の切れ間?

それとも、男を見つめる

なにか?



展示施設は本館、分館、工芸・東洋館の3館あり
見応え充分でもっと時間が欲しかった


昼過ぎに入った倉敷
美術館を出ると、夕方も近い

美観地区をひとまわり散歩しながら
お店をみてまわる

てぬぐいや帆布雑貨、
マスキングテープ屋さんもいったなぁ


夕飯はたしか角っ子にあった
小料理屋さん

早い時間に入ると常連さんがひとり
二番手、カウンターに座ります

とても気さくな大将&女将のご夫婦コンビで
この辺りの魚の話を聞いて
焼いてもらった



カウンターの頭上に
品書きがずらりと並んでいて
店の特製とあった、そうそう、
豆腐の生揚げ

ビールから日本酒にかえる

どれもこれも美味しくて
これは当たっちゃったな!

と、思ったのを覚えている



内地に来ると
気になる漬物



この日は倉敷に泊まり
翌朝、少し早起きして散歩をした

一段、一段、参りましょう


阿知神社 おはようございます 無事来ることができました ありがとうございます


振り向けば、街が一望 汗がひくー



愛しの杉玉 良いお酒ができますように


瓦屋根をみると内地に来たなーと思う
道産子です

同じ瓦でも沖縄はまた違うしね~


さて、そろそろ
尾道へ行ってみましょう




絵を描いて写真を撮り、文章にして、まわりのモノ・コトを描き留めます。