暗がりエール

暗がりエール, 160×120, 画用紙, 水彩絵具、水彩色鉛筆、ペン



友人にお店選びを任され
グーグルマップ先生で周辺を探していたら
メニューイラストがかわいいお店を発見

し・か・も

こちらはワインがメインで
置いてあるビールは
プレミアムモルツの<香る>エールのみ
と、いう潔さ

遅れてくるという友人を
もちろん待たずに
まずは一杯


なくなる


ほんわか照明のせいか
わたしが出し殻状態のせいか
今日のモネを走馬灯に流したせいか

酔いまわりが早いかも

でも


おかわりください


絵は、二杯目の<香る>エール





先日、北海道に帰省してきまして
今回の往路は東京経由

アウトプット(個展)がつづいた数か月
わたしは出し殻
(「私はピアノ」風)

いまならグッとインプットできそう、と
すきま時間に絵画鑑賞へ


ゴッホせんぱいやキュビズムのみなさんで
この時期の東京はそろい踏み
なのに
出し殻(わたし)には刺激が強すぎ

もう、モネ先生一択でした


やぁ、でも
見たかったなぁ
キュビズム

まぁまぁまぁ・・


吸い込まれるようにして
上野の森美術館へ

「100%モネ」というキャッチだけに
本当にモネしかない

絵のタイトルなんかが書かれている
キャプションに作者の名前がない

全部、モネだから!


そしてからの展示
それはもう圧巻でした!


国内外、世界中から集められた40点は
モネの代名詞「睡蓮」を4点に抑えて
色が飛び交うようなカラフル空間!


筆跡がきりっと残る力強い断崖絶壁
不透明な油彩で透き通るような海の色
いつもの雰囲気とは異なるメリハリのある作品

小さいポンプできゅっきゅっと
心臓にワクワクが送られてくる


そうした中でも印象的だったのが

『雨のベリール』

そういえばモネの雨なんて
観たことがないかも

モネ、45歳
はじめてのブルターニュへの旅で
滞在していたベル・イルという島

季節は秋から初冬で
風は弱いのか
雨の線は少しだけナナメ

少し足の速い、サーっという音が
聞こえてきそうでした



いいなぁ、ベル・イル、行きたい

いやぁ、よかったよかった!

出し殻も多少うるおい
ほくほくしていると友人から連絡が


ちょっと遅れそう
そのあたりで良さげなお店とかあったら
チェックしておいてー


今日の相手はアルコールが飲めない人だ
が、付き合いは長い


わたしにまかせたら
飲み屋になります


知ってる




ですよね

好きな銘柄の生ビールが飲める
ここから一番近いそのお店

お通しのパンも
ノンアルのサングリアも
美味しかった

またお邪魔します!




絵を描いて写真を撮り、文章にして、まわりのモノ・コトを描き留めます。