宮古島にありますとあるBar
思った以上に湿度高めな仕上がりになりました
そうね、これは22時くらい
そう書いておいてアレですが
たいてい早い時間に行くんです
カウンターで生ビールを飲みながら
まだ明るい通りを眺めていると
通りすぎる人に眺められて
ちょっとテレたり
日が暮れて
灯りが照明らしくなる頃
お互いニヤリとなる知っている誰かを
入口で一旦止まる旅の人を
勝手に迎えて
まぁ、本当にいろいろな
些細なこともそーでもないことも
そーでもないことってなんだっけ
とにかく
たくさんの夜がありまして
宮古島に来て数年経ち
仕事も生活も落ち着いてくると
周りのことをあまり知らないな、と思ったわたしは
島の社会見学のつもりで
軽く1杯のお店を巡る旅をしていました
ちょうどそのころのオープンだったかな
頼んだおつまみがドンピシャで
二度、三度と足を運ぶことに
賑やかな空間は苦手なので
混みあわない早い時間に
お店の人と隣客と
話したり、話さなかったり
機会を重ねると
いー夜もあればそーでもない夜もあります
好みでね
顔見知りが増え
何か外れた夜も増え
二軒目に
夜更けまで
いー夜もそーでもない夜もどちらでもない夜も
同じくらい重なってきたころ
そんな境もなくなって
誰かいても いなくても
何かあっても なくっても
席について
ビールを飲む
なんか、わたし
ほら、あの、映画とかに出てくる
街外れのパブ
夕方になるとやってくるワケアリおじい
みたいだ・・
つぎ、なんにしましょ
あ、グラスの赤で
・・そんなに違わないか
なんか
モノが増えてますし
また
春がめぐってきましたね
つぎの夜もいつものように
ちょっとだけ楽しみに
酒と旅ガリンペイロ