四月の最後の金曜日
みなさん、お元気でしょうか
わたしはぐずぐずしています
というのも
アクリルに翻弄されて
あっちフラフラ、こっちフラフラ
表現の落としどころがなかなか見つからない
アクリルという画材をご存じでしょうか
水で溶く絵具で、加える水の量で
仕上がりが水彩風にも油絵風にもなっちゃう
ステキ画具
水彩だとちょっと窮屈に感じる題材に
良いのではないかと使っています
というか
慣らし作業をしています
乾くと耐久性も上がり
塗り重ねて厚みが出れば
絵の存在感もぐぐっとあがります
が、
表現が幅広ということは
テクニックも幅広
さらに乾きが早いので時間との闘い
チューブから出す絵具の色と量
そのままか、混ぜるか
溶く水の量、
画面に乗せた時の色味、透け具合
これがなかなか思い通りにならない
水の量を変え、筆からナイフ、指や布
望みの表現にたどり着くまでコツコツ試す
描くというより、心身に学習させている
これは大変にぐずぐず感がありますが
ここで発揮される年の功
小さくてもできたことを前進とし
昨日より良くなったぞ、ヨシヨシ
今日わからないことは
明日のわたしがみつけるだろう
ご褒美にビールを飲んでいいぞ
（注：ちょっと多めになってるぞ）
そんな日々にアクリルで描いていたのは
こちらの題材
はい、こちらは水彩で描いたものです
ぐずぐずの途中で
水彩のアプローチと比べてみたくて
おや、まぁ
描くと落ち着きました
同じ題材で画具を変えると
わかること、整理できることがたくさんあり
こんな風にアクリルぐずぐずも
いつかの作品となって現れるはず
この風景は先月のこと
音楽を聴きながらふんふん歩いていると
じゃん！
花に抱かれた建物が
どこまでが花で
どこからが建物か
育てるのも大変でしょう
ここまでくるとどんどん育つのか？
まったくわかりませんけど
とにかくりっぱ
いやもうこれはぜんぶで、庭ですね
ぱたっと足が止まって
ひとまず写真に収めながら
あたまのどこかで描き留めプログラムが作動
実現できるツールを増やすべく
今日もぐずぐずしています
