ミルフィーユ鍋でいいじゃない


葉はすっかり落ちて
ひたすら春を待つ木々
冬の間だけわかる山のかたち

北海道のふるさとへ向かう
特急列車の窓から見える風景

月並みですが
帰ってきたなぁと感じます

年明けから帰省をしておりまして
ここ数年の状況により
冬に帰るのは、久しぶり

あらためて北国の洗練を受け
からだの反応を楽しんで
いえ
鍛え直されております

そんなお話や写真、スケッチは
おいおいとしまして・・・

それにしても、今年の寒さ!
最低気温はマイナス20℃を
行ったり来たり

生活するには厳しいこの寒さ
外に出ると
冷気でぎゅっとからだがシバレ

はい!
足を動かしなさい!

冷たい空気で感じる
からだの中のあたたかさ
進むしかない運動

生きて足を動かすだけ
どんどんシンプルになっていく

頭の中にこんがらがった糸があれば
一本、一本、ほどけていく
なんだ、たったの
二本だったのか

材料を全部使えば味がぼやける
豚肉と白菜の
ミルフィーユ鍋でいいじゃない!
(何の話?)

ひとしきり歩くと
すっきりしていることがあります


工場の煙突から立ちのぼる白い煙
車のマフラーからこぼれる白煙
顔をなでる白い息


北国の足は今日も動いています

絵を描いて写真を撮り、文章にして、まわりのモノ・コトを描き留めます。