バレる季節

ヤドリギ, 345×253, 水彩



こちらも北海道の帰省時に
みつけた冬のひとコマ

札幌に向かう道中
次々と流れるように現れる樹々に
まるまるとした・・


ん?

鳥の巣?


住んでいた時も見ていたはずなのに
今回はじめて
あれ、なんだ?!と
気づいた始末

当たり前にあるものほど
気に留めない



こちらは、ヤドリギ

常緑性の低木なのですが
地表に生えることなく
ミズナラやブナのような広葉樹に寄生し
成長します


緑が茂る時期は
葉陰に隠れているものの

落葉すると
まぁるい姿が現れる


あぁ~
バレる!

バレる季節~!


とは
思っていないでしょうけど





そのまぁるい姿
なんだか可愛らしく
季節によって、わたしの状態によって
見える、見えないの不思議

そんなところに惹かれたのか
描いてみようとなりました


あらためて
ヤドリギについて調べてみると
伝説やら謂れやら
いろいろあるんですね


木の下で
チューしたらハッピー!
とか
(怒られる)


かと思えば
花言葉は「困難に打ち勝つ」「忍耐」

冬の木立にいたヤドリギは
こちらの方がしっくりくるね





それにしてもこの作品

わたしのなかのゴッホ先輩が
久しぶりに発動してます


すこーし前から
うずうずしてる先輩がいるのを
感じていたのですが

今回、にょきっと現れ

現在、描いている沖縄の絵にも
ゴッホ、モネ、シスレー、スーラ先生方が発動


どうやって描きすすめたらいいか
わからなくなると

どこかで観たあの作品が
あのタッチが

浮かんでくる


振り返れば膨大な!作品が
わたしのなかに蓄積されている

諸先輩方のエッセンス
遠慮なく頂戴して

きれいに表現できますように!




安心してください

憑依型ではありません、し、

はいてます





絵を描いて写真を撮り、文章にして、まわりのモノ・コトを描き留めます。