スタンバイ、お願いします




ちょっと懐かしい絵がでてきました
10年くらいも前でしょうか

伊良部大橋が渡される以前
宮古島と伊良部島を結んでいた船
こちらはカーフェリーのゆうむつ

ほかにも
はやてとか、うぷゆうとか
ありましたね


全然こじゃれてない緑のスーパーカブをのせて
よく伊良部に遊びに行きました


フェリーが港を離れて
だんだん小さくなる宮古島
進行方向に近づく伊良部島
すれ違う船が起こす波を見ながら
ぼーっとしてると
あっという間に着いてしまって

休日と夏と大潮
この3つが揃うときには
当時は飛行訓練が中心だった下地空港へ
飛行機に轢かれに行きました

滑走路北側の17END
南風が吹いていれば飛行機は着陸で降りてくる
離陸よりも距離が近くて大迫力

視界にキラっと光が見え、
だんだん大きくなって機体が見え
ぶおーっと頭上を飛んで滑走路に沈んで浮かんで
とにかく目を離さない、一回目

カメラを構え撮影に集中する、二回目

三回目は
道路に仰向けに寝っ転がると
ゴゴゴゴーっと足元から飛行機が降りてくる
機体のお腹ーっ!
でかいー!
持ってかれそう!
Tシャツに車輪の跡をつけて欲しい!!
ぶおおおおお

その迫力を体感します


気持ち悪いですか?



今はいろいろと規制されているようで
もうそんなこともできないのかしら(寂)

気が済んだら
大潮の干潮時に現れるビーチを
眺めたり、浮かんだり・・・

ええと
フェリーの話、フェリーの話



フェリーに乗ることもひとつの観光で
友人、知人が来島すると
案内がてら一緒に遊びに行きました

おかげでフナウサギバナタとか通り池は
年に1、2回くらい行っていたけど
暮らしも長くなるともう誰も来ない
ひとり遊びが徐々に増え


帰りはカブでのんびり遠回り
海沿いの
すごい曲がり方をした葉っぱがあんまりない木、とか
ひたすらキビがざわわ、とかに
挟まれて走ると港に着く

のせるカブを一旦止めて
なんとなく売店へ
なんとなくアイスを買って食べながら
あ、あの人、来るときも同じ船だったなー
少しずつ増える乗客を眺める

時間が来てカブを押していくと
そこに置いて~と言われたところに停めて
船内へ


ところで
フェリーではあまり部屋には入りません
座るのはだいたい後部デッキ

景色を眺めたい、
なんとなく酔わない気がする、
理由もありますが
ぶっちぎりの第一位は

歌えるから

思い切り


わたしが歌ったくらいでは
あのエンジン音にはかないません
そしてなにより、気持ちいい!

ぜひ、お試しください


ややロック調の青い珊瑚礁の途中ですけど
そろそろ到着しますので
スタンバイ、お願いします

はいはい

いそいそと車両甲板に降りて
カブにまたがる

船首が開いて橋となって
先頭の車が一台、続いて一台
ゆっくり出ていく
頃合いを見てわたしもゆっくり走り出す


遠足が終わった気分で名残惜しく
少し離れたところで
みんなが降りるのを眺めていたときに
風景を写真に収めた記憶


他の色を使って”白”を描いてみたい

そう思ってトライしたのですが
端から端まで描きこんで
誰が主役かわからないけど



今度は伊良部大橋かな、やっぱり




絵を描いて写真を撮り、文章にして、まわりのモノ・コトを描き留めます。