こんな風になるとは思わなかったけどね



先週のおもろまち。

モノレール車内は
地元と観光客半々といったところ。

駅に着いて、商業施設方面へ向かっていくと
眼下のピンクの花に、わー!となりました。
ここに、こんな木あったのね?

タイワンモクゲンジ。
その名の通り台湾のお生まれだそうです。

近づいてみてみるとピンクの花は
大きなほおずきのような房、
そうです、花でなく果実だそうで。

この前の段階に咲くのが、黄色い花。
あぁ、あの黄色い花の木なら、わかる。
そうか、
黄色の花の後はピンクの実になるのか。
なんて、ゴージャス。


鮮やかな花の色を収めたく、
遠くから近くから良いアングルを探していると
バスが来て、モノレールもやってきた。
商業施設もあれば、住宅も多い。
モノレールを挟み、真嘉比も合わせて
住んでいる人も働いている人も多いのでしょう。
にぎやかなところです。


この駅の名がひらがなで、建物も新しい。
あたらしい街なんだろう。
・・くらいに思っていたけれど
以前、勤め先の先輩が
言ってたことを思い出しました。

「ホントに何もなかったんだよ、このあたり。
こんな風になるとは思わなかったけどねー」

描きますよ、となると
背景をざっくり調べるのですが
だいたい面白くなってきて
”ざっくり”を越えてしまうけど
知った分、近くなる。

それにしても
先日の開南バス停といい、
おもろまちといい、
トックリキワタといい、
タイワンゲンジモクといい。
描くことは、知ることか。


数十年後に振り返られて
え、ほんとに?そうだったの?とか、言われる
フツーの今日を重ねている。
生活は続くよ、どこまでも。

わたしもいつか、当時を知る者になるなら
描きとめましょう。

夕方の美味しいビールも待ってるし。

散るように生る果実

絵を描いて写真を撮り、文章にして、まわりのモノ・コトを描き留めます。